新年早々石川県の能登を中心に起こった大地震と津波。現在もなお詳細な被害状況がつかめていない状態が続いており、必死の救命・救援活動が行われています。余震が続く中、停電、断水、備蓄品の不足、雨によるさらなる土砂災害など、住民の不安はいかばかりでしょう。
一方、羽田空港での飛行機衝突炎上事故では、旅客機の乗客・乗員が全員無事に脱出でき、「奇跡の脱出」と海外では報じられています。JALの日頃の厳しい訓練の成果だと専門家も指摘しています。やはりいざというときに的確な判断や行動がとれるかどうかは、日頃の訓練がいかに重要かということを示しているのではないでしょうか。
首都直下型地震はいつおきてもおかしくありません。今回の地震を見て、同様の状況になったらどのように対処できるか、是非考えてみてください。
「町会だより」でもお知らせしましたように1月13日(土)の13:00~15:00に向陽中学校にて、向陽中学校震災救援所訓練が実施されます。避難者受付をした後、備蓄資器材(バルーン投光器、発電機、トイレ、担架、リヤカー)の組立および使用訓練、車いす乗車体験、災害時特別公衆電話の説明、学校防災倉庫や防災井戸の説明、あっせん物資の展示、さらに消防署による初期消火、応急救護(AED、三角巾)の訓練が行われます。雨天の場合は体育館で実施します。参加者には炊き出しの五目飯や防災クラッカーが配布されます。前にもやったことがあるからというのではなく、何度も繰り返すことに意味があります。ぜひご参加ください。
●お願い
救援所を運営する3町会(下高井戸三丁目町会、下高井戸二・三丁目町会、向陽町友会)の連絡会役員(高齢者が多い)だけでは、救援所の立ち上げだけでも人手が足りず、器材の搬出などの力仕事もあり心細い状況です。発災時には連絡会の委員が全員集まれるとは限らず、また地元住民ではない区の職員もすぐに駆け付けることはできません。地域の方々にボランティアとして協力していただくことが必要になります。一般の方の訓練の前に、連絡会委員による救援所開設準備の訓練が行われます。お手伝いいただける方は、11時30分までに下高井戸区民集会所横の下高井戸児童遊園にお集まりください。そこから向陽中に向かい、到着後①校舎・体育館等の安全確認、②受付設営、③備蓄資器材の準備を行います。その後、避難者受付を行っていただき、一般の方々の訓練に参加していただくことになります。