3月17日(日)に実施しました携帯電話・スマホ充電ステーション開設訓練には、役員も含め20名が参加しました。サポーター以外の方にも参加いただき、充実した訓練ができました。
午前10時に向陽中西門に集合、その隣にある町会の防災倉庫に何が収納されているかを皆さんに見ていただきました。倉庫がどこにあるのか知らない方もおられました。防災器材の説明をして、その中からリヤカー、テント、ガスボンベ発電機、折り畳み式テーブル、充電器材を搬出しました。まずリヤカーの組み立て方を練習し、そこに器材を積んで、ステーション設置場所まで運びました。簡易テントを組み立て、次に充電機器を置くテーブルを設置。ガスボンベ発電機の操作説明の後、実際に発電機の起動練習を行いました。発電機の定格出力は900VAで、ガスボンベ2本の連続運転可能時間は通常モードではで約1.1時間、225VAのエコモードでは約2.2時間です。起動した発電機にタップをつなぎ、さらにUSBの口が6つある充電器を接続、実際にスマホを接続して充電できることを確認しました。充電器は現在4台(6 口×4)あります。スマホの充電は1台15W必要なのでエコモードでも一度に10台以上を電することが可能です。通常モードならば夜間のためのLED投光器なども使用できます。
この後、防災コーディネーターでもある下高井戸二・三丁目町会の柴田さん、看護師で民生委員をされている向陽町友会の永松さんから、専門的なアドバイス(初期消火の注意点、街頭消火器の増設、酸素吸入器使用者への配慮点)をいただき、内容の濃い訓練になりました。
器材の操作訓練の後、片付けて再び倉庫まで運んで収納しました。
訓練に参加してくださった方々からは、新たに次のようなご提案がありました。
●震災救援所に避難した際には、同じ町会の人だと一目でわかる目印(バンダナ
など)があると、町内での情報共有がしやすい。
●ガスボンベ発電機は室内では使用できず、酸素吸入器での使用ができない(爆発
の危険性があるため)ので、電源を必要とする医療機器を使用している要配慮者
には蓄電器を提供する。
●ガスボンベ発電機はもう1台必要ではないか。
●スマホや携帯電話の充電器は機種によって様々で、準備したケーブルが利用でき
ない場合もあるので、各自いつも使っている充電器や充電ケーブルを持参して
もらう。
●倉庫内の器材が結束バンドで縛られたままでは切れないので、マジックテープの
バンドでまとめた方がよい。
●夜間に倉庫を開ける場合もあるので、人感センターのライトが必要。さもなければ
ヘッドランプを着用する。
●倉庫にある簡易トイレの在庫分は使用期限もあるので、依然も行ったように啓発
活動として、使用方法やその他の簡易トイレの作り方などのチラシと一緒に配布
し、使用分は補充する。
●倉庫の鍵は現在役員が持っている2セットのみなので、ダイヤル式南京錠を取り
付けることで、暗号番号を知らせれば、役員がいなくてもサポーターが倉庫を
開け、迅速に必要な器材を搬出できるようにする。
皆さんのご意見は今後の活動に反映していきたいと思います。充電ステーションの開設訓練はまた実施する予定です(繰り返し体験することが必要)。そのほかにも消防署にスタンドパイプ、油圧ジャッキ、AEDなどの操作訓練も依頼したいと考えていますので、その際にはぜひご参加ください。町内も高齢化が進んでいます。できればいざという時には若い方々に活躍していただき、安心・安全な街づくりに力を貸していただきたいというのが願いです。