夕方になると豪雨が発生する不安定な毎日が続き、8月25日(日)の下高井戸三丁目町会主催の第2回防災訓練・花火大会は開催が危ぶまれましたが、風はいささか強いものの雨にも降られずなんとか無事に開催することができました。
会場の高井戸第三小学校の校庭には、昨年の約160人を大幅に上回る265人が集まり、夏休みの最後の日曜日の夜を楽しみました。
当日は下高井戸三丁目町会のサポーター15名の他、お隣の下高井戸四丁目中央町会からも9名の方がお手伝いに参加してくださり、さらに二・三丁目町会、向陽町友会からも2名の方にお手伝いいただき、大いに助かりました。
防災訓練の第一の目的は子供たちや親御さんを対象とした初期消火訓練ですが、それに先立ち、三丁目町会・四丁目中央町会の面々が、町会の防災倉庫からの器材の搬出、校内への器材の搬入、受付の立上、投光器の組立など、発災時にも役立つ作業の訓練を行いました。
5時の受付開始と同時に、昨年と異なり多くの親子がやってきました。一方スタッフはその間、花火大会のバケツや点火用ろうそく、フィナーレに使用する花火の準備に大わらわ。校庭の風の強さや向きを気にしながらの準備となりました。
5時15分に消防車が到着。下河内会長の挨拶に続いて、消火器の扱い方の説明が始まり、その後実際に消火器を使って的に当てる消火訓練が行われました。今年は小さいお子さんが多く、実際に消火器を扱うのはちょっと難しいようでした。実地訓練が終わった後は、花火遊びの際の注意があり、最後に消防車を見学させてもらいました。
消防車が退場して、いよいよ花火大会の開始です。下河内会長の開会の挨拶に続き、早速受付で手持ち花火の配布が始まり、広い校庭のあちこちで光がはじけます。おうちから花火を持ってきた子供たちもいて、思いっきり花火遊びを楽しめたようです。
手持ち花火が尽きたころ、いよいよフィナーレの噴出花火の連続点火です。スタッフたちが点火用花火を持ち順々に点火。いきよいよく吹き上がる火花に歓声が上がりました。5種の花火に点火した後、最前列に置かれたピンクと黄色に発光しているペットボトルに挿したスパーク花火に次々に点火。去年にはなかった「お花畑」の仕掛けです。そして昨年も好評だったミニナイアガラ。最後は8連続噴射の花火で締めました。花火に火をつけるのも大変な作業で、スタッフの皆さんご苦労様でした。
こうして花火大会もお開きになりました。あとはスタッフ総動員で後片付けをして、ようやく終了。
今回は当町会のサポーターさんと四丁目中央町会の方々が一緒に活動できたことが本当によかったと思います。同じ高三小震災救援所を利用することになる仲間でもあり、普段から交流を深めていくことがいざという時に大いに役立つものと考えます。
これからも町会という枠を越えてお付き合いできれば、地域全体にもいい影響が出るのではないでしょうか。防災訓練と花火大会に参加してくれた若い人たちにも、町会の活動を見て、関心を持っていただければとの期待を込め、参加者全員に感謝申し上げます。