今でこそお店が少なくなり寂しい向陽商店街ですが、かつては八百屋さん、魚屋さん、酒屋さん、肉屋さん、文房具屋さんなどが軒を並べ、お買い物はここで十分間に合いました。まだ玉川上水が流れていた当時は、向陽商店街から桜上水駅へ向かう道に架かっていた「加藤橋」と、高三小から覚蔵寺の西側に出る道に架かっていた「昭和橋」の間に橋はなく、買い物もわざわざ橋を渡らずに向陽商店街すませる人が多かったようです。
昭和46年に玉川上水の埋め立て工事が完成し、玉川上水公園となると、その公園を通って桜上水の商店街や、さらには甲州街道沿いにできた「いなげや」を利用する人が増え、しだいに向陽商店街のお店が少なくなっていきました。
ここに紹介するイラストや写真は、2021年秋に開催された向陽商店街ギャラリーに展示されたものです。向陽商店街よりご提供いただきました。