当町会は甲州街道の北側に位置し、近くには江戸時代に甲州道中下高井戸宿の本陣がありま
した。その前には火の見櫓があり、南北バスすぎ丸さくら路線のバス停の名前として街道の一
里塚とともに現在も名を残しています。桜上水駅前へ行く交差点を北に入ると、都内でも有数
の桜の名所今は暗渠となった玉川上水の跡地(玉川上水第二公園)、その加藤橋跡から坂を下
ると向陽商店街となります。甲州街道の北の傾斜地から神田川への平地にかけての住宅地に下
高井戸三丁目町会があります。この辺りは昭和16~30年代にかけてそれまでの雑木林・農地
が宅地化され、都心から多くの人が移り住んできました(この地域の歴史については、「下高井戸界隈」をご覧ください)。
当町会では、会員相互の親睦を旨として快適・安全な街づくりのために、保健、衛生、防犯、
防災等の諸事業を行なっております。会の運営は現在会長以下4名の役員と24の班の班長に
よってすすめられています、なかでも町内の環境整備活動として当初からごみの収集、資源回
収(杉並区が初めて行なった17団体の1団体)が日常の仕事として行なわれており、集団回
収の助成金は町会の収入として無視することはできません。その他、敬老活動の一つとしての
祝い品の配布、子供達の日常活動の援助、町会員の親睦行事等を行います。防犯・防災についてもパンフレットの配布、防災訓練等によって安全の確保と防止の啓蒙に努めております。これらの活動の情報提供を目的として「下高三 町会だより」を毎月発行しています。
東京郊外のサラリーマンの多く住む住宅地の町会にとって、特に若い人達の町への関心を高
め地元への理解・協力をうること、高齢者に安全な街づくりがこれからの課題です。